作業療法士のブログ

一期一会。

 

 

5月25日、大村公園の菖蒲園に行ってきました。
気温も高く、初夏を思わせる陽射し。
三分咲きほどでしたが、それでも多くのお客さんが訪れていました。

雨の翌日でキレイでした。

雨の翌日でキレイでした。

われわれが木陰で休んでいると、ひとりの老紳士が歩み寄ってきます。
80代の男性患者さんに「あなたは大正生まれ?」と一言。
ビックリしていると、この方なんと90歳らしく、その達者ぶりにさらにビックリ。

 

ふたりはしばしにこやかに会話し、握手してお別れ。
お互い長生きしましょう、とでも約束するように。
ずっと前から知っている者同士のように。

 

不思議です。
きっとあの老紳士も、ここが日常訪れるスーパーなどだったら、あんなふうに話しかけてはこられなかったのではないでしょうか。

 

ここは「花見」という非日常の「場」。
そしてその「場」を、来園者は知らず知らずのうちに共有しあっている。
だからきっと、見知らぬ人にも声をかけやすくなる。

 

「場」のもつチカラは不思議です。
一期一会って、出会う「場」が「場」なら、ただの通りすがりに終わってしまうのかもしれません。

 

そのひとにとってその「場」がどういった意味をもつのか・・・
その「場」が人にどんなチカラを与えるのか・・・
「場」を扱う作業療法士として、常に意識的・意図的でありたい。そう思った5月の花の午後でした。

「待つの。」

「待つの。」

OTからくさ

緑の目薬。

 

暑い日が続きますね!
きょうは西2棟で青空会でした。

 

新緑が目薬のように沁みわたります。
風は肌触りのよいシルクのように頬をなで。

つまり・・・気持ちいい!

緑の目薬。

緑の目薬。

日中に太陽の光を浴びることは、精神の安定に関与するセロトニンという物質を分泌させ、夜間になると睡眠を促すメラトニンというホルモンを生成すると言われています。

科学的にはそういうことらしいですけど・・・気持ちいい!

 

 

 

草の匂いのする風を感じながら、誰かと同じ景色にたたずむ。
たんぽぽの黄、ツツジの赤、ウグイスが瑞々しく鳴く声、あの木の名前なんだっけ・・・

 

隣の人との距離がぐんと近くなる瞬間がそこにあります。
それは、こころ豊かになる瞬間。
その瞬間をあの手この手で増幅するのがわれわれの役割。と思っています。私。
科学さえも軽く超越してしまうような、誰もが経験したことのある、普遍的な瞬間。
それはきっと、目薬みたいに沁みるんだよなぁ。

 

つまり・・・ゴールデンウィークは大切な人と陽に当たりましょう!

手の中の春。

手の中の春。

OTからくさ

サクラサク。ヤットサク。

 

4月に入って満開になる桜は、ずいぶん久しぶりのような気がします。
近頃の梅雨のような天候でなかなか行けませんでしたが、雨の合間を縫ってデイケアヒュッゲの桜を見に行ってきました。

 

お待たせ。

お待たせ。

いつ見ても見事な枝ぶりです。

年輪をかさねて。

年輪をかさねて。

暖冬の影響で開花に時間がかかったせいか、すでに青い葉がちらほら。
今年の桜の見頃は短いかもしれません。

 

やっぱり桜も生き物。
周りの環境に影響を受けつつ生きているんですね。
そう考えると、どこか生物を超越した、象徴のような存在に感じていた桜が少し身近に感じられました。

 

お互い、いろいろあるねぇ。
また、来年。

OTからくさ

つぼみの季節。

 

 

えっ?もうすぐ4月?!

 

久々のブログ更新となってしまいました。
そのあいだ、順調に春の歩みは進んで・・・と思いきや、ここにきて足踏み状態ですね。

 

朝はまあまあ冷えますし、油断すると体調を崩してしまいそうです。
桜の花もなかなか顔を出してくれません。

 

そこで今朝(3/28)、デイケアヒュッゲの桜開花状況を確認しに行ってまいりました。
その様子がコチラ。

ぱつんぱつん。

ぱつんぱつん。

つぼみがぱんぱんにふくれあがっています。
「待っとかんね!もうすぐ咲くけん!」とでも言っているよう。
ハイ、おとなしく待ってます。

 

デイケアを訪れた際に、あるメンバーさんと久しぶりにお会いしました。桜のつぼみを見ながら
「こないだ、〇〇に職場実習に行ってきてですね~。少しずつ前に進んでるとですよ。」
と報告してくれました。

 

その表情からは、一歩踏み出した自信とともに、ちょっぴりの不安もうかがえました。
前に進むということは、これまでの何かが変化するということ。不安もうまれますよね。
でもつぼみは、確実にふくらんできています。
きっと、咲きます。

 

桜、新生活、新しい挑戦・・・
さまざまな、つぼみの季節。

 

応援したくなっちゃいます!
フレーフレーつ・ぼ・み♪ はよ咲けはよ咲けつ・ぼ・み♪
・・・ハイ、おとなしく待ってます。

OTからくさ

はじまりに。

 

ここ数日、冬らしい寒さがつづいています。
院内の花壇でもこんな風景が見られるように。

さむっ!

さむっ!

花も寒そうです。
氷がはっているのも発見!

溶けちゃう・・・。

冷たいハート・・・?

厚さ1cmぐらいでしょうか。
いよいよ冬本番ですね。

 

現在、諌早市内ではインフルエンザの本格的な流行はみられていませんが、感染予防に「うがい!手洗い!栄養!休養!」を心がけたいと思います。

 

 

 

 

さて、こんなに寒くなる前でしたが、正月には書き初めを行ないました。
一年の抱負や目標を書にしたためます。

達筆です。

達筆です。

新しい年のはじまりに、じっくりと自分自身と向き合う・・・そんな機会が、きっと一年を豊かなものにしてくれるのでしょう。

 

何かしらの作業に真剣に向かっていると、知らず知らず、自分自身と対話していることに気付きます。
作業に向き合うことは、自分自身に向き合うこと。

 

ちょっといいこと言えました。
新しい年のはじまりに。

OTからくさ

今年もよろしくおねがいします。

 

新年あけましておめでとうございます。
平成29年もみなさまにとってよりよい一年でありますようお祈り申し上げます。

 

本年もこのブログを通じて、小鳥居諫早病院の様子をお伝えしていきたいと思っております。

 

そして当院の作業療法も酉年にちなんで・・・羽毛布団のようでありたい。
ハイ!「ふんわりやわらかくぬくもりをもって」ということですね!

 

今年もどうぞよろしくおねがいいたします。

小鳥居諫早病院OTスタッフ一同

今年もありがとうございました。

 

いよいよ年の瀬ですね。
でも寒さが控えめなせいか、そんな気がまったくしません!

 

今年もいろんなことがありました。
世間では、なんとかスプリングだったりアッポーペンだったり・・・

トランプタワーだったり。

   トランプタワーだったり。

あとは・・・なにがあったっけ?!

 

一年もたてば忘れちゃいますよね~。
でもきっとこの「忘れる」機能が大事。
あんなことやこんなことをずっと忘れることができなかったら・・・と思うとゾッとします。

 

一年の区切りで、忘れていいことは忘れてしまいましょう!

 

というわけで、今年もありがとうございました!
みなさま、どうぞよいお年を!

OTからくさ

たい焼きはじめました。

 

先日、恒例の「院内喫茶」がありました。
皆さんのんびりとした時間を過ごすことができたようです。
普段会えない棟の友達との再会をよろこぶ場面もありました。
「あら~!元気?」「元気よ~」
「またね」「またね~」

 

なにげないやりとりですが、笑顔が溢れます。
そんな『場』を提供できたことに、こちらもよろこびを感じることができました。

 

 

さて、今回の季節メニューは『たい焼き』!

思っていたより反ってます。

   思っていたより反ってます。

たい焼きに季節があるかどうかは別として、寒くなると、あたたかくて甘いものが食べたくなりますよね?ハーイ!
ということで、今回も大人気でした。

 

 

 

私自身、たい焼きは好きです。そう、今川焼きや回転焼きよりも。

 

なぜかというと、「鯛」をかたどっていることで表面に凹凸ができ、それによってパリッとした食感をもつ部分が生まれ、中のしっとりしたあんことあいまって、硬軟織り交ぜた重厚な味のハーモニーを奏でるからでぇす!!

 

これたぶん、「鯛」だからちょうどいいのです。
あの魚や、あの動物だったら食欲をそそられません。

 

 

 

昔の人たちも、このたい焼きを食べながらいろんなことを話していたのでしょう。
ちょっとしたおやつを、一緒に食べるだけの時間。
でもそれはきっと、心地のよい時間。
だから私たちは、こう言うのかもしれません。
「またね」
「またね~」

OTからくさ

11月の空。

 

11月になりました。
すっかり秋も深まり、朝晩ぐんと冷え込むようになりましたね。
布団がなかなか私を放してくれません。

 

こう寒くなると、どうしても猫背になって視線は下へ向きがち。

 

ところが先日、外に出てふと空を見上げてみると・・・

空が高~い!

      空が高~い!

なにコレ!チョー気持ちいいんですけど!!
『地球は青かった』感ハンパないです。

 

陽差しがある日はまだまだ暖かいです。秋の散歩もいいですね。
この際、日頃のあれこれは空に解放しましょう。

 

とは言え、
冬の足音も確実に近づいてきています。ザッザッザッ。
どうぞ風邪などひかぬよう、お過ごしください。

OTからくさ

花より。

 

先日、西2棟で白木峰高原にコスモス見学に行ってきました。
五分咲きといったところでしたが、キレイでした!

 

白木峰では通路沿いにコスモスが植えてあるため、間近で鑑賞することができます。
「花のふとかね~!」
と、みなさん目をまんまるにしていました。

 

斜面からコスモス。

斜面からコスモス。

 

この日いた観光客の中には園児の団体も。
元気いっぱいに
「こんにちは~っ!!」とあいさつしてくれました。
みなさん今度は目を細めて
「かわいかねぇ~!!」
と大興奮。

 

外に出れば、いろんな人とのふれあいがうまれます。
特にこのような同じ目的で集まる場所では、見ず知らずの人とも感情を共有しているような感覚に。
それは不思議な安心感をもたらします。

 

ひとりで花をみる
仲間と花をみる
知らない人たちと花をみる

 

それぞれ、その行動でしか生まれないものがあります。
それらを深く熟知したうえで、「作業活動」として利用するのが作業療法の醍醐味でありアイデンティティであると思っています。

 

・・・おっと、今日は花より団子ならぬ
「花より子供」の話でした。

OTからくさ