Archive for 2月, 2021

「窮屈さ」の正体。

 

 

今年に入って早くも二ヶ月が経とうとしています。
春めいた陽気になったり雪が積もったり、このところ季節が行ったり来たりしていますね。

お隣の御館山小学校も雪化粧。

お隣の御館山小学校も雪化粧。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、昨年は新型コロナウイルスに大きく揺さぶられた一年となりました。

 

友人や離れた家族となかなか会えなくなったり、
仲間と食事を囲んでワイワイすることもしにくくなったり、
スポーツやライブ、各地のイベントなど、中止になったものがたくさん。
このような状況を窮屈に感じている方も多いのではないでしょうか。

 

しかしこの「窮屈さ」は、裏を返せば私たちの『ふれあいや楽しみを求める心』そのものだと思うのです。
この一年で、私たちがこんなにもそれを求めていたことに気づかされました。
そして、それがいかに私たちの暮らしをゆたかにしていたか、ということにも。

 

作業療法でもそういった場を治療の媒体として扱います。
ふれあいの場、楽しみの場を大切にしています。
ひとがひとの暮らしをゆたかにするために大切にしていることは、作業療法も大切にしているのです。

 

きよしこの夜~とんがり帽子メドレー♪

きよしこの夜~とんがり帽子メドレー♪

 

 

 

 

 

 

 

昨年12月某日、西2棟にてクリスマス会を兼ねた誕生会を行ないました。
OTスタッフもささやかながら演奏のプレゼントを。
カホン(木箱のような打楽器)やハンドベルといった珍しい楽器の演奏で、目でも耳でも楽しんでいただけたのではないかと思います。
大きな行事が中止になるなか、小さくも大切なひとときを過ごすことができました。

 

 

窮屈な生活はしばらく続きそうです。
でも、この「窮屈さ」は『人間らしさ』。
そこに愛おしさと希望とを感じながら、コロナ禍でも変わらず大切な場を提供していきたいと思っています。

OTからくさ