Archive for 12月, 2017

クリスマスの借りもの。

 

 

12月25日が過ぎると、あれほど欧米テイストを打ち出していた街が容赦なく和テイストに一変!
日本って、フシギデスネ。

 

ところで私、今年のクリスマス会で鍵盤ハーモニカ(いわゆるピアニカ)を演奏しました。
出し物の合唱の伴奏として。

コレです。レトロな音色がたまりません。

コレです。なつかしい!

自分自身も大きな挑戦でしたが、練習の際、本番が近づくにつれてみなさんの表情がイキイキと変化していき、気持ちもグッとひとつになってくる感覚を何度も味わいました。
その感覚は一種の連帯感となり、「仲間」がいることの安心感にもつながっていくと思うのです。
そして安心感は、ひとを前向きな気持ちと行動に向かわせます。

 

このような行事でしか得られないものがあって、それは誰もが経験の中で知っているもの。
作業療法ではただそれを借りているだけ・・・そう思っています。

 

あ、ピアニカは娘から借りました。
「いやだ!キモい!」とか言われなくて、よかったデスネ。

OTからくさ

冬の歌謡ショー2017

 

 

12月4日、福岡より倉員大作さんをお招きして慰問コンサートを開催しました。

 

今回は『冬の歌謡ショー2017』と題し、患者さんにもステージに上がっていただきました。
懐メロあり、踊りあり、デュエットあり・・・FNS歌謡祭にも負けていません!

リハーサルでのひとコマ。
倉員さんが音響チェックのために一節歌い始めます。
するとどこからともなく患者さんたちが集まりだし・・・あっという間に人だかりが!
わかります。正直その歌声、鳥肌が立ちました(>_<)
演歌歌手として活躍されていた倉員さん、さすがです!

倉員さん。心ゆさぶる歌声。

倉員さん。心ゆさぶる歌声。

超満員の特設会場!

超満員の特設会場!

本番でもみなさんその歌声に魅了され、会場はひとつに。
歌謡界の裏話も楽しく、あっという間に時間は過ぎていきました。
会場には涙を流されたり、握手やサインを求める姿まで。

客席までおりて歌ってくださいました♪

客席までおりて歌ってくださいました♪

歌ってやっぱり素晴らしい!
人間、時には歌が「薬」になることだってありますもんね。

 

歌であったり、花であったり、誰かの優しいひと言だったり・・・人はそういうもので心ゆたかになれる生き物なのだ、ということを改めて実感しました。

 

倉員さん、素敵な歌声を本当にありがとうございました!

OTからくさ

作品は、人。 ~文化喫茶より~

 

 

11月21日・22日の二日間、初めての行事となる『文化喫茶』を開催しました。

 

文化喫茶は、定期的に行なっている「喫茶活動」と、作業療法などで製作した作品の「作品展示会」とを融合させたものです。
作品の発表の場をもつこと、またそれを通じた交流をもつことが目的です。

普段より会話も弾みます。

普段より会話も弾みます。

職員も頑張っとりマス!

職員も頑張っとりマス!

作品という媒体を通して、交流は深まります。
「よくできていますね~!頑張ったですね!」
「いや~そげんなかですよ~」
そう言いつつ照れくさそうな笑顔。
交流…気持ちを伝え合う情緒的な交流がそこにうまれます。

 

作品を認められることは、そのまま、自分を認められることにつながります。

 

他者から認められること。
これほど自信につながったり、意欲につながるものはないのではないでしょうか?

 

「作品は、人。」

 

そうとらえて、作品も、こういった機会も、大切にしていきたいと考えています。

OTからくさ