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梅一輪。

まだまだ冷え込む日もありますが、少しずつ春を感じる日が増えてきましたね。

 

当院の梅も、咲いています。

うわついてないところがイイ。

素朴な花なんです。

 

今日は、ある俳句をご紹介します。

 

『梅一輪いちりんほどの暖かさ』

 

松尾芭蕉の高弟、服部嵐雪が詠んだ句です。
まだ冬の寒さが残るなか咲き始めた梅の、その一輪のまわりだけちいさな暖かさを感じられるようだ、という句です(解釈は諸説あります)。

少しずつ春が近づいてくるこの季節と、素朴な梅の花にピッタリな句ですね。

 

 

花や風の温度で四季の移ろいを感じる。
日本人ならではの感覚だと思います。

そんな、誰もがもっている四季感覚を、俳句であったり、食べ物であったり、散歩であったり、さまざまな活動の中で共有していけるのも作業療法の魅力のひとつ。

 

あたたかな春を待ちわびる気持ちも、一緒に感じていきたいと思います。

OTからくさ